2017年5月
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“腱鞘炎”とは腱が腱鞘の中を通る際の摩擦が繰り返される事によって起こる腱鞘部分の炎症の事です。
筋肉が腱になり、それが骨にくっついています。指を動かす為の腱が手首部分をたくさん通るのですが、何もないと浮いてきてしまうので筋支帯というので抑えています。手首部分は骨が多くゴツゴツしているので、腱の周りに何もないとすぐ線維を痛めてしまう為”腱鞘”という腱の鞘(さや)が摩擦から腱を守っているのです。
しかし、手首部分は動きの多い関節なので、腱鞘があっても繰り返しの摩擦で炎症が起きてしまいます。
それが、腱鞘炎です。
細かい作業や指・手首をよく使う人、小さなお子さんのいる方などがなりやすいようです。
指や手首を動かす筋肉は、前腕(肘から手首の間)に多くありますので、ここがパンパンに硬くなっている人や、手・腕が疲れ易い人などは要注意です!
そのような方は、お風呂や空いている時間に前腕部のマッサージやストレッチをよくしてください。ゴルフボールなどを使ってコロコロ転がすとあまり疲れずに解せると思います。
痛みが出てきてしまったら、無理せず安静にするのが一番です。腫れもあるようであれば、アイシングで熱を取り、テーピングや包帯などで固定をすると落ち着きますが、とにかく使わない!ようにしないと、ズルズル痛みが長引いてしまいます。
あれ?と思ったらすぐに整骨院や整形外科でみてもらいましょう。早め早めのメンテナンスが大事です。