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【つったら どうしたらいいの?】
まず、慌てないことが大事です。
攣っている状態は、筋肉がギューーーっと収縮しているので、焦って患部をどうこうしてしまうと、肉離れの様な症状になることもありますので注意が必要です。
【つった時の対処法】
つっている状態は、筋肉が過度に収縮し続けているということなので、その収縮が治まってくれれば落ち着きます。
その為には、縮んでいる方と反対に動かします。
例えば、こむら返りでふくらはぎが攣れている時は、足首がまっすぐになるようにつっている場合が多く、この場合は足首が90度(もっといく人は90度以上)になるようにストレッチします。
縮んでいる方向と逆方向に動かすことで、収縮を抑えます。くれぐれもこの時に、焦ってはいけません。
ゆっくり、伸ばし過ぎないように気を付けて対処してください。
攣るのはふくらはぎに限りません。
太ももや背中、お腹を攣ることだってあります。
背中の場合は、背中を丸めるように体を動かして、お腹の場合は背中を反るように動かすと良いでしょう。
縮んでいる方と反対の動作です。
慌てず、焦らずストレッチをしてください。
【他のストレッチ方法】
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『つった』って何?
「痛っ!!」
特にたくさん動かしていないのに、急に筋肉が強く収縮してしまい、激しい痛みに襲われる。多くの人が一度や二度は経験があるのではないでしょうか。
この現象は筋肉が “つった” と言われる状態です。とくに、“ふくらはぎ”に起こる時は“こむら返り”と呼ばれます。
※ふくらはぎと呼ばれる以前、平安時代あたりは“こむら”と下腿部の事を呼んでいて、“こむら”がひっくり返ったように痛いことから“こむら返り”と呼ぶのだそうです。
なぜ攣るの?
筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことで、骨を動かし、関節を動かしています。
力を入れることを収縮、力を抜くことを弛緩といいます。
筋肉には、センサー(筋紡錘)が内蔵されており、それが筋肉が今どのくらい伸びていて、どれくらい縮んでいるのかなどを常に感知し、脳や脊髄などの中枢神経系へと情報を伝え、筋収縮の力加減をコントロールしているのです。
筋肉の状態が悪く、このセンサーが誤作動を起こしてしまうと、収縮の力加減が上手くいかず、過度に収縮し、筋肉がつってしまうのです。
どんな時に攣るの?
運動中や日常での疲労の蓄積、加齢に伴う筋肉量の減少、妊娠中の体型の変化やミネラル・ビタミン・水分不足などが原因と考えられています。
血行不良でも攣りやすくなるので、冬場の足元の冷えもですが、夏場の冷房による冷えに気を付けましょう。
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成長痛
成長痛とは、成長期の子供に多く、転んだとか、ぶつけたなどの直接的な外傷の原因がないのに関節近くに痛みが出てしまい、ツライという症状です。正式には『骨端症』といい、膝や踵(かかと)によく現れます。
激しい運動をしているような子に多く現れる傾向があります。
それはなぜか?
まず、人の骨は生まれた時から硬いわけではありません。
軟骨から骨に成長していくのです。
赤ちゃんの頃はほぼ全身が軟骨で、レントゲンを撮るとあまり映りません。
なんか丸いのがポツポツあるなぁという感じです。
子供の身体は柔らかいと思いませんか?軟骨が多いため柔軟性が高いのです。
年齢を重ねていくことで、強く硬い骨になっていきます。
骨はどうやってのびるのか。
『骨端部』(骨のはじ)に『骨端軟骨』という部分があり、ここが成長することで骨が伸び、背が伸びていきます。
この骨端軟骨がなくなる(完全に骨化する)と、身長が伸びるということがほぼストップになります。
第二次性徴期(思春期の頃)が一番身長が伸び、運動量も多い時期です。
“夜中に全身がミシミシギシギシいっている”という表現を聞いたことがありませんか?
就寝時に成長ホルモンの分泌が促され、だんだん背が伸びていきます。
意識があるこの状態の時にまさに伸びている・・・かどうかは定かではありませんが、骨が伸びているのは確かだとおもいます。
急激に伸びる骨に対し、筋肉はそれになかなか追いつけず、常に過度のストレッチがかかっているような状態に…。
筋肉の付着部は骨です。この状態の膝や踵などに激しい運動が加わることで、炎症が起きてしまい、痛みがでてくるのです。酷い場合は筋肉の力が強すぎて、骨がそっちに持っていかれ、出っ張ってきてしまうことも…(オスグット・シュラッター病など)
痛みをとるには?
まずは激しい運動を控え、関節への負担を減らさなければいけません。
安静にすることが大事です。
でも、早く治したいですよね。ただ安静にするのではなく、施術や適切な固定をすることで回復力がUPします。
当院ではまず、痛みの出ている関節の周りにある筋肉へアプローチし、患部への負担軽減をさせます。緊張した筋肉は付着部を引っ張り続けるので炎症が長引く原因です。
そして、テープや包帯などで固定をします。
テープは筋肉の収縮や関節の動きを制限したりサポートしたり、症状にあった貼り方をします。
包帯で固定をすることで、患部を圧迫し、支えます。無防備な状態でいるより安心感がありますし、包帯で支えることで負担がかなり軽減されます。
この施術をしばらく続け、痛みがでなくなれば、だいたい治ったといえます。
しかし、また激しく使用するとぶり返す恐れがありますし、痛くなるのを恐れ変な姿勢になったりしてしまうので、もうしばらく様子を見ていき、痛みや不自然な感じがなくなれば完治です。
最後に
人には自然治癒力があり、放っておいてもなんとかなったりしてしまいますが、施術をすることで不自然な治り方が防げ、後々の不安感や古傷が痛むなどといった症状が出ることも防げます。
ひとりでなんとかしようとせず、「あれ?」と思ったら早め早めに専門家に診てもらいましょう。
そのために私たちはいますので、ぜひ頼ってください。
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“腱鞘炎”とは腱が腱鞘の中を通る際の摩擦が繰り返される事によって起こる腱鞘部分の炎症の事です。
筋肉が腱になり、それが骨にくっついています。指を動かす為の腱が手首部分をたくさん通るのですが、何もないと浮いてきてしまうので筋支帯というので抑えています。手首部分は骨が多くゴツゴツしているので、腱の周りに何もないとすぐ線維を痛めてしまう為”腱鞘”という腱の鞘(さや)が摩擦から腱を守っているのです。
しかし、手首部分は動きの多い関節なので、腱鞘があっても繰り返しの摩擦で炎症が起きてしまいます。
それが、腱鞘炎です。
細かい作業や指・手首をよく使う人、小さなお子さんのいる方などがなりやすいようです。
指や手首を動かす筋肉は、前腕(肘から手首の間)に多くありますので、ここがパンパンに硬くなっている人や、手・腕が疲れ易い人などは要注意です!
そのような方は、お風呂や空いている時間に前腕部のマッサージやストレッチをよくしてください。ゴルフボールなどを使ってコロコロ転がすとあまり疲れずに解せると思います。
痛みが出てきてしまったら、無理せず安静にするのが一番です。腫れもあるようであれば、アイシングで熱を取り、テーピングや包帯などで固定をすると落ち着きますが、とにかく使わない!ようにしないと、ズルズル痛みが長引いてしまいます。
あれ?と思ったらすぐに整骨院や整形外科でみてもらいましょう。早め早めのメンテナンスが大事です。
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四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
肩が痛くて腕が挙がらない
服を脱いだり着たりが辛くてできない
夜中にじくじく痛んで辛い
などの症状が、思い当たる要因がないのに起こっている肩の状態を五十肩と言います。
40代~50代の方に多い運動制限を伴う疼痛を主徴とする肩関節の障害の俗称です。
治療
一般的に痛みが去るのは半年~一年くらいと言われていますが、痛みが消えても可動域制限が残ったり、特定の動作で痛みが残るなどがあります。日常生活に支障が出てきてしまいますので、そのような状態にならない為に、早めに専門の治療を受けましょう。
肩の痛みが強い時期は無理に動かしたりせず、肩以外からアプローチをしたりします。
身体の動きは連動しています。とくに肩甲骨はいろいろな筋肉が付着している為、首や背中、胸へのアプローチは効果的です。肩の痛みが強いとどうしても身体が縮こまってしまい猫背になりがちなので、肩関節だけでなく他の部位の痛みも出てきやすくなってしまいます。正しい身体のポジションを維持することで患部への負担の軽減と新たな痛みの予防ができます。
継続は力なり。
コツコツ続けて正しい姿勢を維持出来る身体になっていくことが回復への近道です。
五十肩の特徴
・肩から腕にかけての痛み
・結帯動作(帯を結ぶように腰の後ろに手を回す動き)不可
・結髪動作(髪を結うように頭の上に手を持っていく動き)不可
・痛い方を下にして就寝できない
・夜間部疼痛 など
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朝起きてみたら、急に首に激痛が走り右にも左にも向けなくなったことはありませんか?
それは『寝違え』と言われる症状です。
《なぜ 起こる?》
疲れすぎて朝まで夢も見ずに爆睡。なんてことありませんか?人は不自然な姿勢で寝てしまっている時に、寝返りを打つことで不良姿勢を回避しているのですが、日常での疲労が溜まり過ぎたなどの理由で、姿勢を上手く修正することが出来ず、そのまま長時間同じ格好でいた為に首周りの筋肉を傷めてしまったり、背中全体の筋肉が突っ張り、緊張しているせいで首周りの筋や骨を引っ張ってしまい、寝ている時のちょっとした体動で筋肉を傷めてしまう場合があります。
《自分でできる対処法》
痛い部位を軽く触って鋭い痛みを感じたり、熱を持っている感じがする時はアイシングをしましょう。アイスパックやビニールに入れた氷をタオルで包み、患部に当てます。10分くらいごとに外したり、また当てたりを何回か繰り返します。こうすることで患部の炎症がだんだん落ち着いてきて、痛みの感覚が鈍くなってきます。鈍くなるだけで治ってはいませんので無理は禁物です!
頭の重みがダイレクトに首にかかると、それを支える為に首周囲の筋肉が収縮します。寝違えた時は、この支えることがとにかく辛いので、首の周りにタオルを巻いてそのタオルで頭を支える様にしましょう。バスタオルを細長く折りたたみ、首が締まらない程度にキュッと巻き付けます。これで首の負担はグッと減ります。あとは安静にすることです。
《治療法》
症状にもよりますが、初期の治療法としては、患部へ直接触れてマッサージはせず、その周囲の筋肉へアプローチします。これらの筋肉の緊張が強く、余計な力みが入ることで患部の痛みが増大してしまうので、その緊張を取り除くだけでもだいぶ痛みは軽減されます。
首周囲の筋肉だけではなく、背中・肩・腕と繋がっている部位の動きも大いに痛みに関係します。
背中が丸くなってしまっていると、首が自然と下を向くようになってしまうので、正面を向くのに頭を持ち上げなくてはならず、その動作がかなり首に負担となります。炎症反応の回復は自己治癒力によるものですが、姿勢や筋肉のバランスを整えたり、テーピングや固定具で動きを制限することで、早期回復に繋がります。放っておいてもそのうち良くなる・・・なんて思わず、きちんと施術を受けましょう。
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『ぎっくり腰』という言葉は誰しもが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
激しい運動や動きをしたから起こるというものではなく、重いものを持ち上げようとしたとか、身体を少しねじった、何かを拾おうと前かがみになった、歯磨きで口をゆすいで吐き出した時などの日常のちょっとした動作がきっかけとなって起こります。
『ぎっくり腰』は俗称で、専門的には『急性腰痛症』と言います。『急性腰痛症』とは”急激に襲われる腰の痛み”の事で、海外では魔女の一撃 なんて言い方をされたりする程です。腰を曲げる、立ち上がる、中腰になる等腰に少しでも負担のかかる動作が困難になります。
『ぎっくり腰』の中には様々な病態があり、腰の筋肉の損傷や腰椎椎間関節の捻挫など腰椎周辺の一時的な障害や損傷、腰椎椎間板ヘルニアや骨粗鬆症による圧迫骨折や剥離骨折の場合もあります。
多くの人が経験するぎっくり腰というのは、筋・筋膜を損傷しているケースです。筋線維が集まって出来た筋肉を包み込んでいるのを筋膜というのですが、この筋肉もしくは筋膜を、筋収縮が上手く行えないことが原因で損傷してしまうのです。日常生活の中で少しずつ腰に負担がかかったせいで、筋肉が凝り固まっている状態の時に発症しやすいです。
『ぎっくり腰』をしてしまった場合は、まず安静にすることが一番です。そして患部を氷嚢などでアイシングし、炎症を抑えます。動く時には腰に骨盤バンドやさらしを巻いて腹圧を高め、患部への負担を軽減させる、というのが基本です。
ですが、それだけでは身体のバランスが悪いままになってしまいますので専門的な施術を受けることをおススメします。痛みを避けるような動作を続けていると、別の部位まで痛み出してきてしまいます。
「ぎっくり腰はくせになる。」というのは、アンバランスな身体ままでいることで同じ部位を再受傷しやすいからです。
初期の段階でしっかりと治療し、凝り固まらないようメンテナンスを続ければ癖になることはないでしょう。