肩の痛み
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椎間板ヘルニアと聞くと《腰》を思い浮かべる方が多いと思いますが、《頚(クビ)》にもあるんです。
【椎間板】とは背骨と背骨の間にあるクッションのような役割のもののことを言います。
【ヘルニア】とは《脱出》を意味するラテン語が語源となっていて、
臓器もしくは組織が体内の裂け目を通って、本来の位置から脱出した状態を言います。
【椎間板ヘルニア】とは、椎間板の一部がはみ出して突出している状態を言います。
そして、突出した部分が神経を圧迫することで痛みや痺れなど様々な症状が出現します。
腰に起こるのが腰椎椎間板ヘルニア(イラスト)、首に起こるのが頚椎椎間板ヘルニアです。
症状
椎間板がどの方向に突出してどこを圧迫しているのかで、症状に違いがでます。
首や肩甲部、腕に放散するような痛みや痺れが出たり、箸が使いにくくなったり、ボタンがかけにくいなど手元が上手く動かせなくなってきたりします。《側方圧迫》
足がもつれるなど歩行障害、排尿障害もまれに出ることがあります。《中心圧迫》
側方・中心両方が圧迫されている場合もあります。症状の発現は圧迫だけでなく、局所の炎症も関わってきます。
強い首の痛みと可動域の制限、腕への痺れや広がっていくような痛みが感じられます。
原因
椎間板が加齢などで変性し、後方に突出することで起こします。30〜50歳代に多く、しばしば誘因なく発症します。
椎間板への圧力がどのようにかかるか、仕事やスポーツ、日常生活での姿勢が大きな影響を与えます。
診断
頚椎を斜め後方へ反らせると、腕の方に痛みが広がっていきます。腕や足の感覚が鈍かったり、力がうまく入れられない、腱反射などの異常や首の可動域制限などでわかります。X線撮影やMRIなどの検査を行い医師が診断を確定します。
治療
急性期の痛みが強い時期には、首の安静保持を心がけましょう。頚椎カラーを用いると首への負担が軽減されます。
消炎鎮痛薬の服用や神経ブロック(病院)などで痛みを和らげたりもします。あまりに症状がひどい場合は手術となるケースもあります。
当院での施術
当院では病院とは違うアプローチをしていきます。急性期では患部に炎症が起こり痛みが強く出て神経がとても過敏になっている状態です。この時に無理に患部へ刺激をしてしまうと悪化させてしまう可能性がありますので、患部へは触りません。患部以外のところからのアプローチをしていきます。考え方として、なぜそのような状態になってしまったのかがとても大事になります。日頃から首へ負担が強くかかるような姿勢になってしまっているのだと思います。(肩こり①へ跳ぶ)
その姿勢を治していかなければ、炎症が治まったとしても同じことがまた繰り返されてしまいます。姿勢を正していくのには全身的にアプローチしていきますので、患部以外の部分を施術しバランスを整えていくことで首への負担が軽減されていきます。急性期の痛みはなかなかすぐに無くなってはいきませんが、整えていくことで徐々に症状が落ち着いていくでしょう。
もしくは鍼施術で患部の緊張や疼痛の軽減を図ることも可能です。首周りの筋肉の緊張が強いと神経が過敏な状態を刺激し続けてしまうので、経絡を使い患部とは離れたところから緊張緩和や鎮痛目的での施術を行います。鍼でしたら骨格への負担も最小限です。
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肩こりがひどくなるとどうなるの?
肩こりがひどくなると、様々な症状、病態へと繋がっていく可能性があります。
例えば…
頭痛・・・肩から首の緊張が強くなることで、頭部へ向かう神経の圧迫や血流不足になることで起こる場合があります。お風呂に入って楽になるような頭痛だと筋緊張性の頭痛の可能性があります。
シビレ・・・筋肉の緊張によって神経を圧迫してしまい出る場合もありますが、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど他の病状によって出ている場合もあります。いずれも首や肩への長期による負担の影響が大きいでしょう。
腰痛・・・首が前に出て、肩が巻いてきて、背中が丸くなってきて、膝が伸びにくくなってきて…と、全身のバランスに影響が出てくるので、肩だけでなく腰や足にも痛みや重怠さ、疲れやすいなどが出てきます。
不眠・・・身体が緊張しっぱなしの状態だと、リラックスできません。脊柱の間から出ている神経は筋肉を動かすものだけでなく、自律神経も含まれます。自律神経が乱れてしまうことによって、なかなか寝付けない、夜中に覚醒してしまう、いつも夢を見る、寝たはずなのに疲れている。なんてことになってしまうかもしれません。
【肩が凝る】という姿勢を無意識のうちにでもし続けてしまうことが、
様々な症状に繋がる負の連鎖の始まりです。
ただの肩こりと侮るなかれ。早いうちから対処して、未来の自分を変えましょう!
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【肩こり】ってなんだろう?
よく、肩が凝ってツラい、張ってツラい、首が凝ってツラいと表現しますが、そもそも肩こりとはどのような状態を言うのでしょうか。
肩こりってこんな状態
首すじ、首の付け根あたりから肩、背中にかけて、筋肉が緊張し、
神経の圧迫や血行が悪くなることで、動かしにくさや重怠さ、
痛みが現れた状態を肩こりとよびます。
なんで肩がこるの?
病気などが関わってくることもありますが、多くは姿勢不良から始まっていると思われます。
頭の重さ+重力どんな姿勢をとっているかどうかで、首〜肩周りへ負担が変わってきます。
背中が丸くなり、頭が前に出ている姿勢は、ついつい日常生活でやってしまいがちです。
しかし頭の重みを首の筋肉だけで支えるような状態となるので、筋肉の負担が途轍も無いものになります!
仕事をしている時だけ、モバイルをいじっている時だけ、と思うかもしれませんが、実際は自分で気づいていないだけで、普段から頭が前のめりな状態になっているかもしれませんよ。
肩こりがいつもある、ほぐしてもらって良くなったと思ったらすぐ戻ってしまう。そんな方はその可能性が高いです。
24時間、365日。首周りの筋肉が常に緊張状態であれば、肩が凝る、首が凝るという症状が出てくるのも当然だと思いませんか?
そしてこのツラい肩こり。肩こりだけで済んでいればまだかわいいもので、酷くなってくると他の様々な症状に繋がってきます!
そちらはまた次回に。
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四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
肩が痛くて腕が挙がらない
服を脱いだり着たりが辛くてできない
夜中にじくじく痛んで辛い
などの症状が、思い当たる要因がないのに起こっている肩の状態を五十肩と言います。
40代~50代の方に多い運動制限を伴う疼痛を主徴とする肩関節の障害の俗称です。
治療
一般的に痛みが去るのは半年~一年くらいと言われていますが、痛みが消えても可動域制限が残ったり、特定の動作で痛みが残るなどがあります。日常生活に支障が出てきてしまいますので、そのような状態にならない為に、早めに専門の治療を受けましょう。
肩の痛みが強い時期は無理に動かしたりせず、肩以外からアプローチをしたりします。
身体の動きは連動しています。とくに肩甲骨はいろいろな筋肉が付着している為、首や背中、胸へのアプローチは効果的です。肩の痛みが強いとどうしても身体が縮こまってしまい猫背になりがちなので、肩関節だけでなく他の部位の痛みも出てきやすくなってしまいます。正しい身体のポジションを維持することで患部への負担の軽減と新たな痛みの予防ができます。
継続は力なり。
コツコツ続けて正しい姿勢を維持出来る身体になっていくことが回復への近道です。
五十肩の特徴
・肩から腕にかけての痛み
・結帯動作(帯を結ぶように腰の後ろに手を回す動き)不可
・結髪動作(髪を結うように頭の上に手を持っていく動き)不可
・痛い方を下にして就寝できない
・夜間部疼痛 など