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『つった』って何?
「痛っ!!」
特にたくさん動かしていないのに、急に筋肉が強く収縮してしまい、激しい痛みに襲われる。多くの人が一度や二度は経験があるのではないでしょうか。
この現象は筋肉が “つった” と言われる状態です。とくに、“ふくらはぎ”に起こる時は“こむら返り”と呼ばれます。
※ふくらはぎと呼ばれる以前、平安時代あたりは“こむら”と下腿部の事を呼んでいて、“こむら”がひっくり返ったように痛いことから“こむら返り”と呼ぶのだそうです。
なぜ攣るの?
筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことで、骨を動かし、関節を動かしています。
力を入れることを収縮、力を抜くことを弛緩といいます。
筋肉には、センサー(筋紡錘)が内蔵されており、それが筋肉が今どのくらい伸びていて、どれくらい縮んでいるのかなどを常に感知し、脳や脊髄などの中枢神経系へと情報を伝え、筋収縮の力加減をコントロールしているのです。
筋肉の状態が悪く、このセンサーが誤作動を起こしてしまうと、収縮の力加減が上手くいかず、過度に収縮し、筋肉がつってしまうのです。
どんな時に攣るの?
運動中や日常での疲労の蓄積、加齢に伴う筋肉量の減少、妊娠中の体型の変化やミネラル・ビタミン・水分不足などが原因と考えられています。
血行不良でも攣りやすくなるので、冬場の足元の冷えもですが、夏場の冷房による冷えに気を付けましょう。
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成長痛
成長痛とは、成長期の子供に多く、転んだとか、ぶつけたなどの直接的な外傷の原因がないのに関節近くに痛みが出てしまい、ツライという症状です。正式には『骨端症』といい、膝や踵(かかと)によく現れます。
激しい運動をしているような子に多く現れる傾向があります。
それはなぜか?
まず、人の骨は生まれた時から硬いわけではありません。
軟骨から骨に成長していくのです。
赤ちゃんの頃はほぼ全身が軟骨で、レントゲンを撮るとあまり映りません。
なんか丸いのがポツポツあるなぁという感じです。
子供の身体は柔らかいと思いませんか?軟骨が多いため柔軟性が高いのです。
年齢を重ねていくことで、強く硬い骨になっていきます。
骨はどうやってのびるのか。
『骨端部』(骨のはじ)に『骨端軟骨』という部分があり、ここが成長することで骨が伸び、背が伸びていきます。
この骨端軟骨がなくなる(完全に骨化する)と、身長が伸びるということがほぼストップになります。
第二次性徴期(思春期の頃)が一番身長が伸び、運動量も多い時期です。
“夜中に全身がミシミシギシギシいっている”という表現を聞いたことがありませんか?
就寝時に成長ホルモンの分泌が促され、だんだん背が伸びていきます。
意識があるこの状態の時にまさに伸びている・・・かどうかは定かではありませんが、骨が伸びているのは確かだとおもいます。
急激に伸びる骨に対し、筋肉はそれになかなか追いつけず、常に過度のストレッチがかかっているような状態に…。
筋肉の付着部は骨です。この状態の膝や踵などに激しい運動が加わることで、炎症が起きてしまい、痛みがでてくるのです。酷い場合は筋肉の力が強すぎて、骨がそっちに持っていかれ、出っ張ってきてしまうことも…(オスグット・シュラッター病など)
痛みをとるには?
まずは激しい運動を控え、関節への負担を減らさなければいけません。
安静にすることが大事です。
でも、早く治したいですよね。ただ安静にするのではなく、施術や適切な固定をすることで回復力がUPします。
当院ではまず、痛みの出ている関節の周りにある筋肉へアプローチし、患部への負担軽減をさせます。緊張した筋肉は付着部を引っ張り続けるので炎症が長引く原因です。
そして、テープや包帯などで固定をします。
テープは筋肉の収縮や関節の動きを制限したりサポートしたり、症状にあった貼り方をします。
包帯で固定をすることで、患部を圧迫し、支えます。無防備な状態でいるより安心感がありますし、包帯で支えることで負担がかなり軽減されます。
この施術をしばらく続け、痛みがでなくなれば、だいたい治ったといえます。
しかし、また激しく使用するとぶり返す恐れがありますし、痛くなるのを恐れ変な姿勢になったりしてしまうので、もうしばらく様子を見ていき、痛みや不自然な感じがなくなれば完治です。
最後に
人には自然治癒力があり、放っておいてもなんとかなったりしてしまいますが、施術をすることで不自然な治り方が防げ、後々の不安感や古傷が痛むなどといった症状が出ることも防げます。
ひとりでなんとかしようとせず、「あれ?」と思ったら早め早めに専門家に診てもらいましょう。
そのために私たちはいますので、ぜひ頼ってください。
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“腱鞘炎”とは腱が腱鞘の中を通る際の摩擦が繰り返される事によって起こる腱鞘部分の炎症の事です。
筋肉が腱になり、それが骨にくっついています。指を動かす為の腱が手首部分をたくさん通るのですが、何もないと浮いてきてしまうので筋支帯というので抑えています。手首部分は骨が多くゴツゴツしているので、腱の周りに何もないとすぐ線維を痛めてしまう為”腱鞘”という腱の鞘(さや)が摩擦から腱を守っているのです。
しかし、手首部分は動きの多い関節なので、腱鞘があっても繰り返しの摩擦で炎症が起きてしまいます。
それが、腱鞘炎です。
細かい作業や指・手首をよく使う人、小さなお子さんのいる方などがなりやすいようです。
指や手首を動かす筋肉は、前腕(肘から手首の間)に多くありますので、ここがパンパンに硬くなっている人や、手・腕が疲れ易い人などは要注意です!
そのような方は、お風呂や空いている時間に前腕部のマッサージやストレッチをよくしてください。ゴルフボールなどを使ってコロコロ転がすとあまり疲れずに解せると思います。
痛みが出てきてしまったら、無理せず安静にするのが一番です。腫れもあるようであれば、アイシングで熱を取り、テーピングや包帯などで固定をすると落ち着きますが、とにかく使わない!ようにしないと、ズルズル痛みが長引いてしまいます。
あれ?と思ったらすぐに整骨院や整形外科でみてもらいましょう。早め早めのメンテナンスが大事です。